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花のコーナー 2022年01月

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花のコーナー

御園 和穂##

2022年01月 「トラ」の名が入っている植物

  
新年 あけましておめでとうございます。

 新しい年がスタートしました。
 今年の干支は「寅年」で、十干と組み合わせて「壬寅(みずのえとら)」にあたります。
 寅年の人の性格は~ 『正義感が強く、たとえ逆行にあっても立ち向かう強さを持っているのが特徴だそうです。またロマンチストで情熱的、繊細で傷つきやすい面も持ち合わせているようです。また壬寅は家族思いの性格ですが、一歩外へ出ると他人に本心を見せないがために敵をつくりやすいようです。』
 書物の記載文面を抜粋してみました。
 すべてが当てはまるとは思いませんが、「なんとな~く」思い当たる部分があるかもしれませんね。
 今年は、どんな一年が待っているか分かりませんが!穏やかな一年が送れますように!
 
 今回は干支にちなんで、植物名に「トラ:虎」が入っている植物を紹介します。


イタドリ:虎杖

2022

学名:Reynoutria japonica
タデ科イタドリ属 多年草
別名:スカンポ、イタンポ、スッポン
原産地:東アジア、日本
草丈:100㎝~200㎝程度
開花時期:8月~10月

 漢字で書くと「虎杖(いたどり)」です。日本には北海道から九州の日当たりの良い野山に自生しています。
 イタドリの名前の由来は、葉を揉んで傷口に付けると止血されて痛みを和らげることから「痛み取り」が訛って「いたどり」になったと言われています。
 イタドリは春先に竹の子に似た若芽が出てきます。これは「スカンポ」と呼ばれ、山菜として天ぷらや炒め物で食べます。ちなみに「スカンポ」の名前の由来は、収穫するときに茎を折るとポコッと鳴り、かじると酸っぱいことから付いたようです。

 また、晩夏から開花する花は日本蜜蜂の蜜源になっています。
 美しい葉はカラーリーフとしての使用も可能です。
 一方で、世界的にみると「世界の侵略的外来種ワースト100」のカテゴリに含まれています。生態系に悪影響を与える植物の1つでもあります。
 抜いても抜いても出現してくる雑草です。種は2~3年と寿命が長く、簡単に増えてしまいます。駆除するには根から掘り上げて取り除くことが肝心となります。
 植えるなら他の場所に広がらないよう注意が必要のようですね。


コジソウ:虎耳草(ユキノシタ)

2022

学名:Saxifraga stolonifera
ユキノシタ科ユキノシタ属
別名:コジソウ(中国名)、イドクサ
英名:Saxifrage
原産地:日本、中国、朝鮮半島
草姿:20~50㎝程度(匍匐タイプ)
開花時期:5~6月頃

 一般的にはユキノシタで親しまれています。
 中国名では「虎耳草(コジソウ)」と呼ばれ、丸い葉や葉の模様が虎の耳を連想させることから名づけられたそうです。
 日本においてユキノシタの名前の由来は、雪が降り積もっても、その下で枯れずに緑の葉があることの説や垂れた花を雪に見立て、その下に緑の葉が茂っている説などいくつかありますが定かではありません。

2022

 また、花は冬の開花ではなく初夏に咲きます。
 野山の湿った場所に生育し、観賞用として庭に植えられています。丸い葉の脈に沿って縞模様の斑が入り、初夏に白い5花弁で内2枚の大きな花弁を咲かせます。
 春の山菜としても楽しめます。若い葉を天ぷら、茹でてお浸し、胡麻和えや辛子和えなどで食します。
 また、5月~7月頃の開花時期に良く成長した葉は天日干しして、民間生薬として利用されていたようです。
 漢方薬の薬味として用いられることはなかったそうですが、コジソウ(虎耳草)と呼ばれています。

 その他では~
 コジソウは浸透圧の実験に使われていました。葉の裏側の表皮細胞は赤い色素を含み、原形質分離が観察しやすい植物なので、その特質を利用してのものでした。
 半日陰から日陰で良く育ちます。雑草除けのグランドカバーとしておすすめですよ。


トラノオ:虎の尾(サンスベリア)

2022

学名:Sansevieria trifasciata
リュウゼツラン科(キジカクシ科)チトセラン属
観葉植物
英名:Sneke plant
別名:トラノオ(虎の尾)、チトセラン(千歳蘭)
原産地:アフリカ、南アジアの乾燥地帯
観賞期間:周年 
開花時期:8~10月

 トラノオ(サンスベリア)は、縞模様が虎の尻尾のように見えることから「トラノオ」と呼ばれています。
 乾燥に強く、管理においてもあまり手をかけなくても育つタイプの植物です。
 また、マイナスイオンを放出し、空気清浄力の高い観葉植物としても知られています。
 空気清浄効果として、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドやアンモニアといった有害物質を葉が吸収し空気をきれいにしてくれます。
 育て方も簡単! 乾燥に強く、日の当たる場所が最も好きですが半日陰でも育ちます。半日陰だと、少し生育が悪くなることもあります。

 5月~9月いっぱいは戸外で生育させます。
 真夏の強い日差しは葉焼けを起こさせるので明るい半日陰へ移し、あとはしっかり日に当てましょう。暑さと乾燥には強いので、水の与えすぎは禁物です。
 肥料はほとんど必要としませんが、生長をさせるなら薄めに希釈した液体肥料を月2回程度水の代わりに与えます。(希釈は2000~3000倍です)
 増やす方法は株分け、挿し木(葉挿し)です。適期は5月~8月です。
 様々な種類もありますよ。
 観葉植物として、1鉢育ててみては如何でしょう!
 空気浄化効果は目で見えませんが、知らず知らずに有害物質を吸収してくれるなら!うれしいですね~


 

パンジー/ビオラ・タイガーアイ

2022

学名:Violet
スミレ科スミレ属 秋蒔きの一年草
原産地:ヨーロッパ 園芸品種
草丈:20~30㎝ 
開花時期:11月~5月

 オレンジや黄色い花弁に黒筋の模様が入るユニークなパンジー/ビオラです。
 模様が虎の毛並みを連想させ、「トラの目」と呼ばれています。
 黒筋の入り方は一輪一輪異なります。
 最初に見かけた時は、正直ビックリしました。
 凄い技術により作出されたものなのでしょう。花壇での使用は価格的に難しいですが、コンテナの寄せ植えなどシックでアンティークな雰囲気を演出してくれるタイプですね。
 育て方は通常のパンジー/ビオラと同じです。
 花柄摘みを小まめに行い、次から次に花を咲かせましょう。


タイガーグラス(ミスキャンタス)

2022

学名:Miscanthus sinensis‘Gold Bar’
イネ科ススキ属 耐寒性落葉多年草
原産地:日本、東アジア
草丈:30~60cm  
開花期:秋


2022

 タカノハススキより縞模様がはっきり規則正しく入り、美しい姿をしています。

←タカノハススキ


2022

 矮性で黄金斑が特徴で人気のグラスです。
 縞々が虎の模様に似ているのでタイガーグラスなのでしょうか。(笑)
 性質はとても強く、鉢植えでも育てられます。
 育て方は簡単です。地植えするなら日当たり水はけの良い場所を選びます。

 地植えの場合、水やりや施肥はほとんど必要としません。
 鉢で育てる場合は、土の表面が乾いたらタップリ水を与え、4~6月の生育期に化成肥料を与えましょう。(置き肥でOKです)
 秋口になると穂が出てきます。観賞してくださいね~
 冬には上部が枯れます。
 その後は、株元ギリギリで切る方法と、枯れ葉を楽しんで春先に新芽が出る前に株元から切る方法があります。
 数年したら堀り上げて株分けをしましょう。3月~5月が適期です。


画像の説明

 今回は「トラ」の名が入る植物を紹介しました。そのほとんどに縞斑が入っているタイプのものです。縞斑は「トラ柄」などとも呼ばれています。
 「寅」ではなく「虎(タイガー)」です。
 今年の干支「寅」の漢字は「いん」と呼ばれ動物ではありません。十二支の「寅」は年・月・日・時刻・方角で使用されています。
 動物で表すと「虎」になりますが、これは全ての人々が理解できるようにするためのものだったそうですよ。

 新しい年が始まりました。
 昨年から引き続きコロナウイルス感染予防の観点から移動制限が実施されていますが、少しずつ改善されてきました。今しばらく頑張っていきましょう。

 今年一年が皆様にとって良い年となりますよう!

(2022/01/01掲載) 

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