響響灘ビオトープwithチルドレン〜春〜
 行ってきました、『子供と一緒の響灘ビオトープ、春編』。
 どじょっこだの、ひよっこだので賑わっているに違いないっ!前回の冬編と違って、ウキウキで4月23日に行ってきましたよ。
1 「カヤネズミ」まずは、こんにちは。
 カヤネズミ
  まずは、こんにちは。
2 「カエル」水槽の中には何種類ものカエル。生餌を与えさせてくれました。
 カエル
  水槽の中には何種類ものカエル。
   生餌を与えさせてくれました。
3 「タイコウチ」手に乗せてくれるのですが、けっこう大きくて怖い…。 width=
 タイコウチ
  手に乗せてくれるのですが、
   けっこう大きくて怖い…。
4 見晴らし台
 足拭きマット
  外部の種は持ち込みませんよ。
5 台地
 春
  空の青と緑がきれいでした。
6 湿地
 台地
  ヒバリの鳴き声が響きます。
6 湿地
 湿地観察デッキ
  シンクロしながら張り付いてます。
6 湿地
 ジャンボタニシの卵
  グロテスクです。
6 湿地
 ジャンボタニシの卵の駆除
  卵は水に落ちると死ぬそうです。
6 湿地
 セイタカシギ
  脚は、見えている部分の3〜4倍の
   長さがあります。
6 湿地
 野鳥観察施設
  熱心に観察していますよ。
6 湿地
 賑わい
  家族連れや立派なカメラを抱えた方が
   たくさん来ていました。


 さぁ、着きました。わぉ!暖かい♪
 今回も3チルは、駐車場からネイチャーセンターまで短距離走。カメラを用意したり、つばの広い帽子を被ったりする私を誰も待ってはくれません。
 センターに入ると、おぉ〜、お客さん(と言うのでしょうか?)がたくさんいる。そうですよね、みんな春を感じたいですよね。
 そして、下の子二人はやっぱりカヤネズミに夢中。「ちっちゃいね。かわいいね。こっちみたよ。こんなんしとるよ。」って、なかなか離れません。お兄ちゃんは鳥の写真を見て回っていました。

 お外へ出る前に確認しなくちゃいけないことが…。そうです、見どころマップです。今日、どのスポットでどの生き物を見つけることができるのか、見取り図と生き物の写真マグネットで一目瞭然のありがたマップです。
 ほほぅ、前回確認することが叶わなかったVの字(チュウヒ)は本日もご健在なのね、と見入っていると、優しいスタッフさんが来てくれました。マップの野鳥観察施設を指差しながら教えてくれたのはセイタカシギのこと。渡り鳥で、一年のうちお目にかかることができるのは、なんとこの一週間だけとのことです。「運が良ければ、今日は二羽見ることができますよ。」と写真を見せてくれました。真っ白の身体に黒い羽。チュンと鋭い黒のくちばしに、すらりと長いピンクの脚。まるで、モノトーンのコーディネートにピンクの差し色でお洒落を楽しんでいるナイスガイです。根拠はありませんが、どうも私には縁が無いような、お目にかかれないような気がしながらお外へ出ました。

 うわぁ〜!とってもにぎやか!
 空は青く、空気は暖かく、緑は眩しく、飛び交うヒバリのかわいらしい姿と、なんと言っても「ピー、チュクチュクチュク。ピーー、ヒュルヒュルヒュル。」とかわいい鳴き声がとっても清々しい。「気持ちの良い春の日の、青い空に響く、澄んだ美しいヒバリの声。美空ひばりとはこんな素晴らしい名前だったのね。」と心から思いました。

 子供と一緒に鼻歌を歌ったりスキップをしながら、白や黄色の可憐な花や蝶を見つつ見晴らし台へ進みました。子供は前回同様、じゃんけんしながら岩を渡ってしばらく遊びます。

 それから湿地の観察デッキへ。
 何かいないかしらと、デッキに寝そべるようにして水中をのぞく3チル。こうしてる時は、名前を呼んでも聞こえません。「もう行くよ。」って肩をつついても気付かないほど集中しています。
 しばらく待っていると長男が、「あ!!」とうとう何か見つけたようです!やったー!何かしら??と駆け寄ると、「ジャンボタニシの卵!」ありゃー、本当だ。葦の水面近くに、ピンク色の卵がありました。よりにもよって、初の発見が外来種の代表格のジャンボタニシとは…。肩を落としてネイチャーセンターに電話をかけると、すぐにスタッフさんが駆除に来てくれました。海を埋め立てた際に、どうやら田んぼの残土も混ざっていたようで、ジャンボタニシが昨年もたくさん発生して駆除に追われたそうです。「この卵は、今年初めてですよ!第一号ですよ!」と言われて、3チルは喜んでいるのですが、うーん…。

 少し複雑な気持ちで野鳥観察施設へ。
 まずはV。絶滅危惧種のチュウヒさんを探しますが、本日もおられません。けれど、カモさん達が気持ちよさそうに、楽しそうに水に浮かぶ姿がかわいくて、子供と観察窓から見ていました。すると、「あれはピンクねぇ」と末っ子が言いました。「えっ!ありゃ!どっかで見たよ、なんだっけ!?おぉ!さっきセンターで教えてもらったセイタカシギではありませんか!しかも二羽!
 珍しい生き物は確認できないだろうと、どこかであきらめていた私たちの目の前に。いました二羽のナイスガイ!本当に長い脚はキレイなピンク色で素敵です。二羽は離れることなく右へ左へとスイスイと泳いだり歩いたりしてゆっくりと過ごしていました。過酷な長旅の、束の間の休息です。私たちはセイタカシギの優雅でスマートな立ち振る舞いに、しばらく見入ってしまいました。

 嬉しくふんわりした気持ちで、そして次はきっとVの字に遭遇できますようにと願いながら、春の響灘ビオトープを後にしました。





記:矢野貴子
 <(株)門司造園>
(13/05/31掲載)
 
響灘ビオトープwithチルドレン〜冬〜(←クリック!)
  響灘ビオトープwithチルドレン〜夏〜(←クリック!)
  響灘ビオトープwithチルドレン〜秋〜(←クリック!)もぜひご覧ください。
※ 響灘ビオトープの詳細についてはこちら(←クリック!)をご覧ください。(北九州市ホームページへ移動します)

前回へ     バックナンバー     次回へ